
概要
CAMシステムは、長年培ったノウハウを生かし、生産性/実装品質/データ運用管理の課題改善を支援します。
特長
- マウンター実装をシミュレーションするビジュアルエディタ
- 複数の部品画像から次々に部品データを自動生成
- 独自の人工知能カラー画像認識でランド情報なしで1000点10秒の超高速オートティーチング
- ODB++、GenCAD、FABmasterからの実装データ変換に対応
PC-7標準機能
汎用コンバータ
CAD/BOMデータや、他社マウンタデータからヤマハマウンタデータをコンバート生成します。 最大20ファイル、10テンプレート(データ構造定義ファイル)のデータを合成することができます。テンプレートでは必要の無いデータの除外や必要なデータだけを指定することも可能です。コンバート実行前には展開図や色別されたプレビューで、どのようにデータがコンバートされるかを確認し、確実に必要なデータをコンバートすることができます。

ビジュアルエディタ
ビジュアルエディタでは、『この基板データで搭載したらこのように実装されます。』が基板画像上に部品の絵で正確に再現されます。修正したデータはリアルタイムにビジュアルエディタ画面に表示され、実装シミュレートによって部品名、パターン名、定数、極性、荷姿を確実に事前検証したデータで生産が可能になり、マシンでのデータ編集が必要無くなります。

高速高精度オートティーチング
CADデータや他社マウンタデータの部品中心定義や角度定義は、ヤマハマウンタデータと異なる箇所があり、これをデータ編集する必要があります。こうした課題をオートティーチングの人工知能認識によって確実に修正箇所を検出し、自動ティーティングによって容易に修正することができます。また、部品追加などCADデータがなくてもデジタイズ機能とオートティーチング機能で、すばやく実装可能な基板データを作成できる画期的なツールです。
※ ガーバイメージツール、市販スキャナ精度補正キット、標準CAM変換ツールの何れかが必要になります。


標準部品ライブラリデータ
標準的な部品形状のヤマハ部品ライブラリデータが最初から数1000種類以上付属されています。更に部品メーカーの品番と標準部品データの紐づけリストも付属されているため、データコンバートした部品名と一致したメーカー品番から標準部品ライブラリデータを自動割付することができるため、部品ライブラリデータの作成時間を短縮することができます。

部品寸法自動計測
複数の実装部品をスキャナから取り込んだ画像やガーバ画像から切り取ったボール部品画像を自動で寸法計測します。 測定した寸法は部品ライブラリデータに書き込みます。 また、空トレイの画像をスキャナから取り込み、トレイ寸法自動計測でトレイ情報をライブラリデータに書き込むこともできます。

フリー書式の部品表印刷
ユーザーが自由に印刷書式を設定していろいろな形式で荷姿極性マーク付きの部品表を印刷することができます。 設定した書式は名前を付けて印刷テンプレートに登録する事ができます。 部品載せ替え用部品表を使うと、短時間で間違いなく段取り替えを行うことができます。

DXF実装図面出力
基板データからDXF実装図面を生成し、ビューアで見たり、印刷することができます。部品名やパターン名等を部品上に表示できます。 DXF形式のため、いくら拡大してもボケません。 マシン別に色分けしたり、手載せ部品をインデックス付きで部品名ごとに別に色分けしたり多彩な機能を活用できます。

PC-7単品オプション販売ラインナップ
ガーバイメージツール
商品概要・特徴
- 基板画像を基板ガーバとメタルマスクガーバデータから画像合成します。
- パネルガーバとマークガーバ生成機能、個辺基板の面付けも可能です。
- シルクとランドが重なった画像もオートティーチングで処理が可能です。
- 基板サイズの自動寸法計測
- 基板原点自動生成
- 300~3600DPI(85~7μm)の精度で画像を自由に生成できます。
- ガーバデータはRS274/D、RS274/Xに対応しています。

市販スキャナ精度補正キット
商品概要・特徴
- 実基板と高精度ガラスゲージをA3サイズの市販スキャナから取り込んで画像補正した基板画像を作成します。
- TWAIN対応のA3サイズ市販スキャナが必要です。
- 基板サイズの自動寸法計測
- 基板原点自動生成
- 基板回転自動補正

標準CAM変換
商品概要・特徴
- ODB++、GenCAD、FABmasterをワンクリックで両面の基板画像と基板データを変換します。
- 部品中心定義が異なるCAD部品座標をマウンタ搭載座標に自動変換します。
- パネル/フィデューシャルマークを生成できます。
- パネル画像を作成し、割基板を自由に面付けできます。
- 実装図面出力もできます。
- ODB++に含まれるBOMファイルを出力することができます

搭載バリエーション生成ツール
商品概要・特徴
- 複数の搭載バリエーションがある基板の場合、CAD/CAMデータから変換した搭載データに対し、バリエーションごとに複数あるBOMデータを取り込むことで、搭載バリエーション表(スキップ一括設定)を自動で生成することが可能になります。
- バリエーションのマスターデータを管理運用することで、データ作成の工数増と煩雑なデータ管理から解放されます。
- 1基板データで最大254通りのバリエーション設定が可能です。
- テンプレートを作成することで様々な書式のBOMデータを取り込むことが可能です。
- バリエーションごとの基板データを一括エクスポートが可能です。

PC-7セット品販売ラインナップ
■PC-7Gセット(標準機能+ガーバイメージツール付属)
PC-7標準機能にガーバイメージツールが付属したシステムになります。
基板/メタルガーバデータから高精度な基板画像を生成します。
基板サイズ:メモリの許す限り制限なし
画像色:8Bitグレー
解像度:1200~3600 DPI
ガーバデータ規格:RS274D(標準)、RS274X(拡張)■PC-7Sセット(標準機能+市販スキャナ精度補正キット付属)
PC-7標準機能に市販スキャナ精度補正キットが付属したシステムになります。
実基板と高精度ガラスゲージをA3サイズの市販スキャナから取り込み、画像補正した高精度な基板画像を作成します。
基板サイズ:A3(415×295mm)※ Max:A2まで可能(画像結合機能使用時)
画像色:モノクロ、8Bitグレー, 24Bitカラー
解像度:メモリの許す限り制限なし(通常は1200~3600 DPI)
オートティーチング精度:±20~50μm(付属の2次元補正ゲージ+定盤使用時)
スキャナ:TWAIN対応品(ユーザー準備)■PC-7Fセット(標準機能+市販スキャナ精度補正キット+ガーバイメージツール付属)
PC-7GセットとPC-7Sの機能を合わせたシステムです。
■PC-7標準CAM変換セット(標準機能+標準CAM変換付属)
PC-7標準機能に標準CAM変換が付属したシステムです。
標準CAMデータから高精度な基板画像の作成と基板データ変換を行います。
基板サイズ:メモリの許す限り制限なし
画像色:8Bitグレー
解像度:1200~3600 DPI
対応データフォーマット:ODB++、GenCAD、FABmaster